祈・復興 目黒さんま祭り
2011年9月2日(金曜日)
おはようございます。本日は、久しぶりの市村です。
暑い日がまだまだ続きますが、なんとなく秋めいてきた気がします。
秋、といえばサンマ、秋刀魚、さんまですね。
来る9月4日(日曜日)には『目黒さんま祭り』が今年も行われます。
今年は、東日本大震災の影響で開催されないものと思い込んでおりましたが
(サンマは岩手の宮古から送られるものなので)、今年も宮古から6,000匹のサンマが
届くそうです。
この『目黒のさんま祭り』は、平成8年から開催されているそうなのですが、
そもそも、なぜ目黒でさんま??と思って調べたところ、
『目黒駅前商店街振興組合青年部』の皆さんが、地域活性化のイベントとして、
「さんまは目黒にかぎる!」のオチでおなじみの古典落語『目黒のさんま』
にちなんで行われる様になったそうです。
落語『目黒のさんま』
《あらすじ》ある大名(松平出羽守)が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、
空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。屋敷に戻ったが脂が乗ったサンマの味が忘れられない。
しかし、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。
しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマを脂を蒸して抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくも何ともない。
「このサンマはいずれより取り寄せた?」
空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。屋敷に戻ったが脂が乗ったサンマの味が忘れられない。
しかし、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。
しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマを脂を蒸して抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくも何ともない。
「このサンマはいずれより取り寄せた?」
「日本橋魚河岸にてございます」
「それはいかん。サンマは目黒に限る!」
《成 立》徳川家光が将軍在位の頃(1623年~1651年)のおとし噺。大名の世間知らずを笑った庶民の落語である。
《成 立》徳川家光が将軍在位の頃(1623年~1651年)のおとし噺。大名の世間知らずを笑った庶民の落語である。
目黒の駅を出ると、サンマを焼く煙が『のろし』 の様にたちこめていて、初めて行った時
には驚いたのを覚えています。
サンマを供給して下さる宮古をはじめ、被害に遭われた方々の復興を祈念しつつ、今年も
美味しいサンマを食べに行きたいと思います。
目黒さんま祭りホームページ ⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~xq7k-fsm/sanma.htm
