目指せ三冠王!
2012年9月16日(日曜日)
おはようございます。日曜日担当の市村です。
残暑がまだまだ続いておりますが、9月も半ばとなりプロ野球の残り試合も
少なくなってまいりました。
セ・リーグでは巨人の阿部慎之助選手の三冠王達成なるかに注目が集まっています。
近年の三冠王は2004年に当時ダイエー(現・ソフトバンク)の松中信彦選手が達成しましたが、
セ・リーグでは1986年のランディ・バース(阪神)を最後に26年間達成されていません。
また、捕手での三冠王となると1965年の野村克也(南海)まで遡ることになります。
もし阿部選手が三冠王を獲得すれば、セ・リーグの捕手としては初の快挙です。
現在の状況はというと、下記の通りです。
9月15日現在、阿部の成績は打率3割2分3厘、本塁打23、打点90。打点は2位に20点の差をつけていてほぼ当確でしょう。打率はチームメイトの坂本勇人3割1分7厘)が猛追してきているが、阿部選手もも9月に入って3割4分台と好調を維持しており、このまま逃げ切る公算は高い。
本塁打が4本差で少々厳しそうですが、残り試合の対戦カードや球場を調べるとまだまだ望みがありそう。
まずは対戦カード。阿部選手が今シーズンもっとも本塁打を打っているのが横浜DeNA戦(5本)だが、このお得意さんとまだ5試合を残しているのだ。CS進出を争うヤクルトや広島相手だと、絶好調の阿部選手が勝負を避けられる可能性もあるが、順位はほぼ確定し、来季に向けて若手の起用も増えているベイスターズならそうした心配はない。
そして東京ドームでの試合を多く残しているのも有利な材料。ジャイアンツの残り17試合のうち東京ドームでの試合は8試合。今シーズンの阿部は23本塁打のうち10本を東京ドームで放っており、ホームランが出やすい球場での試合を多く残しているのは、間違いなく追い風になるだろう。
さらに、本塁打王を争っているのがバレンティンというのも、阿部選手にとっては好材料ではないだろうか。というのも、スワローズ対カープ戦は6試合残っていて、CSを賭けた闘いは最後までもつれることが予想される。カープにとって、スワローズ最大の得点源であるバレンティンの一発は何としても避けなければならず、当然これまで以上に厳しい攻めをしてくる可能性が高い。それにバレンティンは好不調の波が大きく、いったん打ち出すと止まらないがスランプも長い。故障から復帰してまだ万全といえない中で、一気に阿部選手を引き離すまでいかなそうです。
巨人ファンの私としては、阿部選手の3冠獲得を心から応援しています!

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