01-01 どんな住宅が売られているか~はじめに~
【あなたは90万戸の中から選ぶ 】
2007年に全国で建てられた住宅はおよそ106万戸である。このうち販売を目的に 建設された「分譲住宅」は29万4777戸。内訳はマンション系が16万8918戸、一戸建て系12万5859戸となっている。
これらが近い将来、あるいはすでに新築住宅として住宅市場に売り出されていると思われるのである。
これに加えて住宅市場には中古住宅も流通している。中古住宅が全国でどれだけ売り出されているのかを正確に把握するのは、はなはだ難しい。そこで推定となる。
国土交通省の調査によると中古住宅への入居数は年間十数万戸だが、これはあくまでも取引量であり、売り出し戸数ではない。持ち家ストックは年々増える傾向にあり、潜在的な中古流通量は高まっているといえるだろう。
このうちどれだけの戸数が中古住宅として売り出されるのかを、各種データを組み合わせて推測すると中古発生率は2%前後と思われる。したがって年間50万~60万戸程度となり、先の新築住宅を加えると、90万戸前後となる。このなかにやがてあなたが購入するであろう住まいが含まれている。
さて、住まい探しの出発点は地域選びもさることながら、どんなタイプの住宅を購入するかも大きなポイントのひとつだ。マンションか一戸建てか、仮にマンションとしてもそれが新築住宅なのか、中古住宅なのか、または供給元が民間デベロッパーなのか住宅供給公社などの公的機関なのかということである。
これらのうち、どの住宅を選ぶかによって入居後の生活はもちろんのこと、税金や住宅ローンといった金銭的な面にも大きな影響を及ぼす。
それぞれの特色を十分把握することから始めよう。







































